『隠しておく本』古内東子の凄さは、「空気」を運んでる事。初めて車のラジオから、彼女の曲がかかった時、車のなかが、せつない「空気」で満たされ、息苦しくなったのを覚えています。16の食と恋にまつわるエッセイですが、その「空気」を運んでくる感じは音楽と同じです。1章ごと、1回デートするような気分。一気には、読みたくない。恋人や、奥さんにも知られたくない、隠しておく本。
古内東子次へ→ ←古内東子戻る