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『期待のし過ぎに注意』
今回のアルバムは、主として「主題歌集」ではなく「挿入歌集」である。1、2とはコンセプトが多少変わっているゆえ、D.C.||やAR、くじら等のズバリ『主題歌ベスト版』を待ち望んでいた人の期待を見事に裏切ったラインナップである。
確かに、新作の「C.D.C.D」のOP等、サーカス作品に精通した人が聞けば感涙ものの曲ばかりだろうが、しかしそれだけで「サーカスのボーカルコレクション」とは到底言えないだろう。散在する曲をまとめて聞ける機会とはいえ、有名作品(特に今年)の主題歌らしい主題歌が少ないのは問題ありだ。「あさきゆめみし?」や「あしたを許して」など、今年はそれなりの曲がたくさんあったはずだ。旧作では、ディアノイアが入っているが、riyaではなくrinoによる歌い直しがされている。最近美郷あきのアルバムが出たとはいえ、モンタージュもない。アーティストの都合もあるのだろうが、これは出し惜しみのしすぎとしか言いようがない。
これはこれでそれなりなアルバムではあるが、3枚中なら一番聞き劣りしそうである。
そもそも、今年のサーカスはあまりパッとしなかった。
特に、D.C.||は設定があまりにも付け焼き刃的なおかつ、スタッフの唐突な変更による急激な変化ゆえ、特別心ひかれるものを感じなかった方もいるのではないか。話題にはなったが、「D.C.||」という名前だけが一人歩きし、肝心の内容の評価はそう良いとは言えない。
旧PCゲーム作品の大量アニメ化ゆえ、今年はPCゲームの著しいヒットはなかった気がする。
Overflowは大失態を再び起こし、egoはネタ切れにより作品を使い回し、ついには大手ねこねこの解散等――。
ややもすると、サーカスもこうなるのかもしれない…
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